ご家族にも幸せの輪が広がるお墓
原口さんご一家が、樹木庭園墓「水琴苑」を選んだ理由

お墓について生前に家族で話し合う機会がなく、亡くなった家族からはお墓に関する遺言がなかった……そのような状況でお墓探しをする人は少なくありません。
現在、普賢寺の樹木庭園墓「水琴苑(すいきんえん)」にお父様が眠る原口さんご一家も、そうした状況の中、お墓探しを始めました。お父様が亡くなったのち、ご家族の仕事の都合もあってすぐにはお墓探しに取り掛かることができず、四十九日前の2~3週間ほどの期間を経て、普賢寺の「水琴苑」に決定されたと話します。
決して長くはない期間にもかかわらず、ご家族一同納得して「ここにしよう」と即決されたという原口さんご一家。お父様の30年来のご友人と一緒に、客殿を利用した「カフェテラス普賢寺」でくつろぎの時間を過ごしていただきながら、納得のいくお墓に出会うまでの道のりをお聞きしました。
“毎日お参りしたくなるお墓”との出会い

―普賢寺の「水琴苑」をお選びになる前に、他にも見学されたところはありましたか。お墓選びにあたって重視されていた条件もお聞かせください。
長女・金川明子さん (以下、明子さん):普賢寺の前に、2件の樹木葬の見学に行きました。そのほか、ホームページを見て検討したものの、イメージと違ったので申し込みをしなかったところもありました。
母・原口貴代枝さん(以下、貴代枝さん):私が車の免許を持っていないので、娘が自宅から自転車で行けるところを選んでくれました。
明子さん:親戚のお墓があるのですが、車がないと行けないところで、お墓参りをするだけで1日がかりになるんです。そういったお墓だど、毎日お参りするのは厳しいなと思いまして。父が入院していた頃、母は病院に毎日お見舞いに行っていたので、お墓にも毎日行けたらいいなという希望がありました。
次女・原口昌子さん(以下、昌子さん):夏の間は暑いのでお参りできないこともありますが、それでも週2回は水琴苑にお参りしていますね。

―お彼岸やお盆などに限らず、日常的にお参りをされているんですね。樹木葬ではなく、いわゆる一般墓という選択肢もあったのでしょうか。
明子さん:それはまったくありませんでした。まず、お墓の検索サイトで実家の近隣で検索をかけたら樹木葬の情報が出てきたので、樹木葬に絞って検索することにしました。他にも樹木葬のお墓を2件見学したのですが、行ってみたら思ったより鬱蒼としていて暗かったり、ご住職の案内がなかったりして、同じ樹木葬でもこんなに違いがあるのかと思いました。普賢寺では住職が直接お話してくださいましたし、お墓や客殿のお部屋の雰囲気もよかったんです。自然に囲まれた多摩霊園の中を通ってウォーキングをしながら、実家から40分くらいで来られるので、母がお参りするのにちょうどいいなと感じました。お墓参りをして、その後にカフェでお茶を飲んでいけるところもいいね、と話したのを覚えています。
決め手は、住職の人柄とあたたかな雰囲気

貴代枝さん:本堂から毎日お経が聞こえてくるところもいいなと思っています。
ご友人・渡邊 登さん (以下、渡邊さん):お墓と本堂が近いところがいいですよね。
貴代枝さん:ご住職の人柄にも親しみを感じます。見学のとき、何回も質問してしまったんですが、すごく丁寧に説明をしてくださったんですね。奥様も、すごく優しい方で。
昌子さん:やっぱり、人柄ですよね。私は最初に見学に来た時に、ただお掃除されていているだけの場所とは違う空気感のよさを感じました。ご住職にお会いした時に、この空気感は、ご住職がこういう対応をしてくださるからなんだなって納得したんですね。仮に自分も将来このお墓に入るとしても、安心して預けられるなと思えました。
渡邊さん:確かに、ご住職の人柄はあると思うんですよね。僕も何回かお話したけど、人柄いいもの。

―水琴苑を気に入っていただいたポイントを、たくさんお聞かせいただきました。反対に、心配だったことや、ご家族の意見が分かれたところ、迷ったところはありませんでしたか。
昌子さん:そういうところはありませんでしたね。姉は普段は淡々としているんですが、見学の後で嬉しそうにLINEを送ってきたので、これは気に入ったんだろうな、ここにしたいんだなという気持ちが伝わってきました。

明子さん:その後、私の後に2度目の見学に行った妹たちから報告があった時、カフェのカレーの写真が送られてきたんです。私が行ったときには食べられなかったから、ずるい! と思いました(笑)。
渡邊さん:カレーライスを食べて、「あ、このお寺は絶対いいわ」と思いましたね。
昌子さん:見学後に「雰囲気がすごくよかった」と伝えたら、姉はあっという間に契約をしていました。
人にも伝えたい、自慢のお墓

―ご家族みなさんで納得して、笑顔でお墓選びをされた様子が伝わってきます。
明子さん:お墓参りをしたときに毎回写真を撮っていて、それを仕事の同僚に見せて自慢しています。晴れの日は、本当に素敵な景色なんですよ。みんな「いいなあ」「こんなお墓見たことない」と言っています。
昌子さん:私も、人から羨ましがられます。父がよく行っていたお店が普賢寺の近くにあるんですが、お店の方にカフェテラス普賢寺の梵字ラテの写真を見せたら「いいなあ」って。

―知り合いにも伝えたくなるようなお墓って、素敵ですね。ちなみに、お父様からはこういうお墓にしてほしいというご要望はありましたか。
明子さん:なかったんです。父はお墓に興味がないと言っていて、いくらお墓のことを話しても、関心を持っていないようでした。亡くなる前に入院していて話すのが難しかったということもあって、私たちで決めました。でも、父だったら「どこでもいいよ」って言うだろうね。
昌子さん:父は、自分は死なないと思っていたようなところがあって。だからお墓は関係ない、という感じだったんです。破天荒な人でしたから。入院していた頃も、「食べ物くらいは好きなものを食べたい」と話していましたね。
貴代枝さん:入院していた頃は、一日おきにお弁当を作って色々なものを持っていきました。
昌子さん:「明日はカツ」って言われて持っていくと、「今日はハンバーグだ!」って怒られたりもしたね(笑)。
ご家族と寄り添いながら歩むお寺

―今回、水琴苑に決まるまでの間、どのくらいの期間でお墓探しをされたのでしょうか。
明子さん:私の仕事の都合もあって、2、3週間ぐらいです。普賢寺ではLINEで問い合わせや申し込みなどができるので、とても助かりました。仕事中はなかなか電話をかけられなくて、どうしても夕方になってしまうので。法要もホームページから申し込みができるので、そこもすごく助かっています。
―やりとりの負担が少ないことも、満足につながったのですね。普賢寺の水琴苑では、お墓を持っても必ずしも檀家になる必要はありませんが、原口さんご一家は檀家になられたと聞きました。檀家になる抵抗感のようなものはありませんでしたか。
貴代枝さん:ええ、なにもありませんでした。
明子さん:檀家になる・ならないの違いもよくわかっていなかったので、ご住職にそこから説明していただきました。それを聞いて、あ、そうなんだ、じゃあなります、と決めました。本当に手厚くやっていただいています。ご住職が若くていろんなことを先進的にやられているところも面白いなと思っています。

―お父様はお墓にあまり関心がなかったということでしたが、今お墓で眠られているお父様は、どんなことを思っていらっしゃると思いますか。
昌子さん:「ラッキー」と思っていると思います。「俺、こういうところに入れたんだ」みたいな感じじゃないかなって。私たちがここまで頻繁にお参りに来るとも思っていなかったんじゃないかな。お墓の前で、もう苦しくないよ、自分の食べたいものを食べてください、と話しています。
明子さん:今頃、みんなに自慢しているかもしれないね。「俺こんなお墓に入ったんだよ」って。
昌子さん:うん、絶対言ってるよね。

その後も、毎月28日の護摩供(ごまく)の日に家族でお参りしたり、檀家割引を利用してカフェを楽しんだりと、楽しくお参りを続けている原口さんご一家。お父様のお墓選びをきっかけに、ご家族みなさんにとって新たなご縁が深まり、広がり続けています。
撮影 高木亮典
インタビュー・構成 増山かおり
